NEMのハッカソンの入賞したソリューションのまとめ
NEM GLOBAL HACKATHON
公式ページ コインチェック盗難事件ので世間の認知度を上げたNEMが、ひっそりとハッカソンを開催し、ひっそりと勝者が決まったので、どんなチームが優勝したのか確認してみる
個人的な考えだと、ブロックチェーンで何かを作るには、エコシステム全体のデザインをしなければならないと思っていて、導入している人たちが相互に協力しながらシステムのコミュニティを育てていけるようなものが出てくることを期待している
実はnemのハッカソンの開始を楽しみにしていたりする。何か作ろうかと思っていたんだけど、俺の足りない頭じゃ、通信の履歴が保証されているP2Pで何しよう(思考停止)って感じになってしまって、nemくらいの規模でハッカソンやってくれると参考になりそうなアイデアも沢山ありそう #nem
— snicmakino (@snicmakino) 2018年1月8日
※ この記事ではハッカソンの情報をかなり乱暴に訳して載せているので、できれば本家の情報を見てください
NEMについて
以下のサイトが詳しい
ネム(NEM)/ XEMとは?概要と最新情報
NEMを利用する時は、NIS(NEM Infrastructure Server)という管理サーバを通して取引等が行われている。また、NISはAPIを提供しており、そのAPIはかなり開発者に扱いやすいものになっている(ドキュメント読んだだけで触ってないけど)
個人的にエンジニアがブロックチェーンでなにかしたいってなった時は、NEMを利用するとハードルはかなり低くなる印象がある
ルール
ルールはここに英語で書いてある
ざっくり言うと、「NEMの機能(mosaicとか)を使ってイカしたソリューションを考えて、アプリを作って競い合え、優勝チームには1万ドル(相当のXEM)を与えよう!」といった感じ
審査基準は以下の6点
ユーザインタフェース(10%)
アプリの見た目ユーザエクスペリエンス(10%)
アプリの使いやすさや得られる体験、 人間工学に基づいてスコアリングされるらしい(ほんまかいな)用途(20%)
ソリューションが主要な産業においてどのような用途で使われるのか適合性(20%)
既存のアプリケーションとの適合度が高いほど良い
優勝チーム
SOW (SOCIALWALLET)
(特別賞の「Best Solution to Real World Problem」も受賞)
ノルウェーのチームが開発したXEMの送金ハードルを下げるウォレットアプリ
Facebookでサインインをし、NEMのアドレスではなく、Facebookの名前で送金を行える(Facebookアカウントが無い人に対しても、手動で追加して対応可能)
インタフェースはBotとのチャット形式で行うっぽい、LineBotとか、SlackBotのようなイメージかな
よく出来ているし、まだまだ取引所で仮想通貨を眠らせておく人が多いので、XEMのやり取りをより簡単に、活発にするアイデアが評価されたのかな
2位
NEM Supernodes Crowdfunding
(特別賞の「Ease of Implementation」も受賞)
NEMのスーパーノードを支援者で運営する仕組み(?)
ちょっとわからないことが多いんだけど、スーパーノードの一口馬主的な感じかな・・・・・・
スーパーノードは結構たくさんのXEMが必要だったり、一般人だと難しいから、少額な支援者をたくさん集めて運営するアイデアかな
スーパーノードについては以下のブログ記事にまとまっている
NEMのスーパーノードとは|初心者でもわかる解説【完全版】 | はじめてのビットコイン
3位
デジタルデータのコンテンツ販売プラットフォーム
アーティストやクリエイターが、購入者に対して直接販売が出来るようにする仕組み
NEMのブロックチェーン上でデジタルコンテンツを載せることができ、料金を受け取ったら、ダウンロード用URLを購入者に発行して、売買を行う
特別賞
NEMgo
「Most Innovative」、「Community's Choice」を受賞
日本のチームのソリューション
プロバイダーとコレクターが利用するアプリケーションで、プロバイダーは地図上にコインを設置し、コレクターは地図上のコインがある場所に行くとコインを取得することができる
プロバイダーはたくさんのコインを設置することで、宣伝や集客することが可能
ものにする
感想
今回のハッカソンでは、NEMという仮想通貨を、より様々な方法で利用できるアイデアが多かったように感じた
仮想通貨は現在、法定通貨との交換を前提とした投資が利用方法の大部分を占めるが、やり取りが出来る経済圏を広めることが当面やるべきことなのかもしれない